このようなお悩みはありませんか

著者からのメッセージ

私は福島県福島市に在住し、福島県浜通りの中小企業を中心とした経営コンサルティングに従事している、市川聡です。

この度、私がこれまで福島県内を中心に、中小企業診断士として新規事業に挑戦する中小企業を累計100件以上支援してきた実績に基づき、中小企業が新たな事業領域へ挑戦するための経営ノウハウをわかりやすくまとめた本『ロマンと冒険の地図を描く大航海経営術』を出版しました。

中小企業が新規事業を成功させるには
①会社が目指す方向性となるビジョンを言語化すること
②具体的な数値を定めた事業計画を策定すること
③自律的な社員を育てるチームビルディングの3つが必要です。

本書では、新規事業を成功させるために、社員とコミュニケーションを取りながらにどのように進めればよいか解説しています。

経営の荒波を乗り越えようとする経営者の皆様の海図としてお役立ちいただければ幸いです。

著者 中小企業診断士 市川聡

わたしもこの本を推薦します

決められたレールの上を走っていれば、余程のことがなければ間違いなくゴールにたどり着くのに……。

日産自動車を辞めて、2022年3月111日震災原発事故に遭遇した、人口3千人の村の復興をサポートしようと、突然やってきた変な中小企業診断士がいた。

レールから外れてどんな景色が見えたのか、楽しみだ。

福島県双葉郡川内村村長
遠藤雄幸

本書の3つの特徴

新型コロナウイルス感染症下において、中小企業を取り巻く事業環境は大きく変化しました。
中小企業は事業環境の変化に応じ、自社が競争優位に立てる事業領域へ進出することが必要です。

しかし、私がこれまで支援した中小企業では、社長が新たなチャレンジをしたいと思っても「社員が思ったとおりに動いてくれない」と悩んで前に進めずにいました
これは、社長と社員の立場の違いからくるすれ違いが原因です。

本書では、これまで福島県を中心に累計100件の中小企業の経営支援に携わった著者が、不確実性の高い経営環境の中でも、経営者と社員が目指すベクトルを一致させ、新たな事業にチャレンジできる組織の作り方及び経営ノウハウをわかりやすく解説した本です。

①理念(ビジョン)策定

・社長の思いや考えを言葉にした「理念(ビジョン)」をつくります。理念をつくることで、それまでぼんやりとしていた会社が目指すべき方向性が明確になります。

・不確実性が高いVUCAの時代、会社が目指すべき方向性は社長だけでは判断できません。社員が自ら動き目的をもって自立しや行動を起こしてもらうためにも、理念(ビジョン)を言語化することが大切です。

・ミッション、ビジョン、バリューは社長一人だけでつくるのではなく、社員と一緒につくることが必要です。作り方だけでなく、社員への浸透方法も解説します。

②数値に基づいた具体性のある経営目標設定、実行計画策定

・理念が言語化できたら、新規事業について数値を元にした経営目標、実行計画を策定します。

・経営者は経営数字の管理を苦手にしている方が多いですが、経営者が見るべき数字は実は限られています。本書ではお金の流れを理解できる「お金のブロックパズル(※)」の使い方を解説します。

・目指すべき数値が明確になったら、事業計画にまとめます。事業計画は新規事業に挑戦するための資金調達に必要なほか、会社として目指すべき方向性を明確にする大切な書類です。事業計画をつくるために必要な経営学のフレームワークを中心に解説します。

※西順一郎氏の「戦略会計 STRACⅡ」のSTRAC表をベースに、和仁達也氏が考案した図

③チームビルディングによる生産性の向上〜効き脳(利き脳)を使ったチーム力の高め方

・「社員が思ったとおりに動いてくれない」という社長がよく抱く悩みは、社長と社員の立場の違いからくるすれ違いが原因です。社長と社員のベクトルの合わせ方を解説します。

・理念(ビジョン)はつくっただけでは、社員は動きません。社員一人ひとりが持つ強みをいかすため、チームメンバーの強みや思考行動の特徴などを理解するフレームワーク「効き脳(利き脳)診断」の使い方を解説します。

・中小企業の組織力を高めるには、経営者である社長が社員一人ひとりとコミュニケーションと深めることが必要です。傾聴を中心とした、経営者に必要なコミュニケーションスキルを解説します。

著者略歴

市川 聡(いちかわ さとる)

著者 中小企業診断士 市川聡

1961年生まれ、大阪育ち。

1985年京都大学大学院工学研究科終了後、日産自動車株式会社入社。総合研究所に配属、材料エンジニアとして自動車材料を中心とした研究開発のほか、ISO14001の内部監査委員、安全管理責任者といった管理業務を経験。


1995年阪神大震災発生時は神奈川県に移住していたため直接的な被害はなかったものの、友人知人が被災する中、何も力になれないもどかしさを感じる。


2011年東日本大震災発生を機に「阪神大震災の恩を福島で返す」ことをミッションに、日産自動車を54歳で早期退職、単身福島県川内村へIターン。

2016年中小企業診断士登録後は、株式会社大航海経営を福島市に設立し、代表に就任。福島県浜通りを中心とした中小企業支援に奔走するほか、地方の経営者向けに「経営者塾(2023年「大航海経営塾」に改称)」を2022年に開講。


これまで地方の中小企業を累計100件以上支援した経営ノウハウをもとに、2023年4月26日『ロマンと冒険の地図を描く大航海経営術』を自費出版。事業再構築補助金はこれまで採択率100%。